介護を必要とする高齢者が増えている今、インターネット上で老人ホームを詳細するサイトも数多くあります。

しかし、親が入居する施設を探そうとする場合、どのサイトを利用すれ良いのか、戸惑ってしまう方も多いようです。

そこでこのページは、老人ホーム紹介センターを利用するうえで一番大事な「掲載施設数」をもとに、各サイトをランキング形式で紹介します。

私はケアマネ時代、実際に老人ホーム検索サイト利用をした方によくお会いしました。

その際、「なぜそのサイトを利用したのですか」と尋ねたところ、掲載されている施設数が多いから、検索機能が充実しているから、施設ごとの情報量(特に費用関連と写真の数)が多いから、という声をよく聞いていました。

実際に、掲載施設数が多ければ各施設比較を十分に行えますし、検索機能が充実していれば、より希望に近い施設をすぐに見つけられます。

それでは、老人ホーム紹介センターのランキングTOP5を順に発表していきます。各サイトの利用メリットや特徴なども併せてみていきましょう。

老人ホーム紹介センター掲載施設数ランキングtop5

 

第1位 みんなの介護
掲載施設数 相場情報 入居お祝い金
4万9,006件 あり あり

掲載施設数ランキングトップとなったのは、「みんなの介護」。施設掲載数は2021年1月28日時点で4万9,006件に上り、これは国内の老人ホーム紹介センターの中では断トツの多さです。

施設種別の掲載数を見ると、「介護付き有料老人ホーム」が3,302件、「住宅型有料老人ホーム」が8,888件、「サービス付き高齢者向け住宅」が5,643件、「グループホーム」が1万2,679件、「ケアハウス」が2,111件、「高齢者住宅」が630件となっています(1月28日時点)。

また、検索機能も充実。施設を探す際の検索条件として「自立」「要支援」「要介護」など、身体状況に応じて細かな設定ができ、「認知症可」の物件についても、「認知症重度」といった形でより絞り込んで検索できます。

他にも介護・看護体制や入居者の持病、設備・人員配置体制、入居後の生活環境(「温泉あり」「カラオケあり」など)といった多様な条件を設定して検索できるので、希望条件に合う施設を見つけやすいです。

施設ごとの情報量についても、「みんなの介護」は特に充実。費用情報については、「要介護度(要支援1~2、要介護1~5)」と「負担割合(1~3割)」を入力することで、入居一時金と月額利用料がどれくらいになるのかを瞬時に計算してくれるカリキュレーター機能を提供(この機能はケアマネ目線で考えても、とても大変重宝します)。

また、サイト内では都道府県・市区町村といったエリアごとに入居費用の平均値、中央値も算出されているので、その施設の費用が地域の中で高めなのか安めなのかもすぐにわかります。

さらに施設ごとの写真枚数が多く、解像度や大きさ、撮影場所の幅広さから判断すると、他サイトに掲載されているものよりもクオリティはかなり高め。

施設内のあらゆる設備の写真が掲載されていて、実際に入居者が楽しんでいる食事の写真まであるのには驚かされます。

他サイトだと写真は建物の外観や居室、ロビーだけというケースも多く見受けられますが、「みんなの介護」では娯楽設備や食事内容など、詳細な情報に関する写真が多く、入居後の生活をイメージしやすいです。

「掲載施設数が多いので比較検討しやすい」「より絞り込んだ検索ができる」「施設ごとの費用情報が豊富で、写真の質も高い」など、他サイトにはない「みんなの介護」ならではの利用メリットは多いと言えます。

テレビでもよく見かける論客が介護の将来を語る「賢人論」や、ほぼ毎日更新されている介護業界のニュースを提供する「ニッポンの介護学」といった読み物のコンテンツも多く、老人ホーム紹介センターの中では、他の追随を許さない堂々のランキング1位です。

第2位 オアシスナビ
掲載施設数 相場情報 入居お祝い金
3万4,468件 なし あり

ランキング第2位に位置するのは、「オアシスナビ」。掲載施設数は合計で3万4,468件です(2021年1月28日時点)。

施設種別の掲載数では、「介護付き有料老人ホーム」が3,303件、「住宅型有料老人ホーム」が236件、「サービス付き高齢者向け住宅」が412件、「グループホーム」が1万2,460件、「軽費老人ホーム」が532件、「ケアハウス」が5件、「高齢者住宅」が17件、「シニア向け分譲マンション」が7件などとなっています(1月28日時点)。

検索機能は、「エリア」「入居時費用」「月額費用」「入居条件(自立、要支援、要介護、認知症可)」「フリーワード(施設名や駅名、会社名、施設の所在地など)」を入力しての検索が基本。

施設の種類ごとの検索にも対応しているので、「有料老人ホームに絞って探したい」という場合にも対応できます。

施設ごとの情報を紹介するページは、入居条件や対応できる介護度などを掲載した「基本情報」、施設が設定している料金プランを紹介している「料金プラン」、施設の場所をグーグルの地図上で示している「アクセス」、施設のこだわりなどを掲載している「施設詳細」という4つの項目で構成。

入居費用については、入居一時金と月額利用料を施設の設定した料金プランごとに掲載しています。

入居時と入居後にどのくらいの費用が必要なのかを大まかに把握できますが、「みんなの介護」のように、要介護認定の段階と介護サービスの負担割合からの費用計算といった高度な機能はありません。

各施設の写真は充実。施設の外観、エントランス、居室などを撮影したものが掲載されており、見学をする前のイメージづくりの参考となるでしょう。居室内のミニキッチンやトイレなど、水回りの写真も多いです。

また、老人ホーム検索機能に加えて、「介護の知恵袋」など老人ホームの種類や探し方を解説するコンテンツも豊富なため、はじめての老人ホーム探しもスムーズに進められるでしょう。

第3位 シニアのあんしん相談室
掲載施設数 相場情報 入居お祝い金
4,693件 なし なし

ランキング第3位は「シニアのあんしん相談室」です。掲載施設数は計4,693件。

施設種別の掲載数をみると、「介護付き有料老人ホーム」が2,161件、「住宅型有料老人ホーム」が764件、「サービス付き高齢者向け住宅」が1,045件、「グループホーム」が563件、「シニア向け分譲マンション」が16件、「高齢者住宅」が125件となっています。

施設ごとの情報をみると、費用については各施設が公表している料金プランをすべて提示。施設内にある部屋のタイプごとの料金が、表を使って掲載されています。

また、介護付き有料老人ホームなどで施設による介護を受ける場合、介護保険の要介護認定ごとにかかる費用も計算。

「みんなの介護」のような金額の自動算出機能はないものの、施設が設定している月額費用と介護費用を合算した金額も示されています。

費用以外にも、介護・医療体制や周辺環境(近くの買い物スポット)なども詳しく説明。希望に合う施設かどうかを確かめやすくなっています。

写真については、外観とエントランス、ロビーなどが中心。他サイトでは食事内容や娯楽設備まで詳しく掲載しているケースも見受けられますので、この点で「シニアのあんしん相談室」は少し物足りなさを感じます。

それでも写真を通して館内・居室の雰囲気は感じられるので、入居後にどのような生活が待っているのかを想像できるでしょう。

民間施設に特化した施設なので、「シニアのあんしん相談室」は「みんなの介護」や「オアシスナビ」などに比べると施設掲載数は少なめです。

それでも有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など民間施設については、豊富な検索機能を有しています。

また、老人ホームを検索できるだけでなく、老人ホームや介護の方法ついてわかりやすく解説している「介護ガイド」も魅力的なコンテンツなので、同サイトを利用して得られるメリットは大きいです。

第4位 有料老人ホーム情報館
掲載施設数 相場情報 入居お祝い金
4,689件 なし なし

ランキング第4位は「有料老人ホーム情報館」です。ホームページに掲載施設数は記載されていませんが、私が都道府県ごとに施設種別を検索し、数を合計すると、4,689件(1月28日時点)の施設掲載がありました。

こちらは「シニアのあんしん相談室」と同じく、有料老人ホームやグループホームといった民間施設の紹介を行っているサイトです。

施設種別の施設数は、私がカウントした限りでは「介護付き有料老人ホーム」が1,946件、「住宅型有料老人ホーム」が817件、「サービス付き高齢者向け住宅」が1,191件、「グループホーム」が649件、「高齢者住宅」が86件となっていました(1月28日時点)。

施設ごとの情報を見ると、費用については、各施設が提示している入居時費用と月額費用の料金プランを掲載。

例えば、部屋の広さが違うと料金プランが変わってきますが、その内容は一通り提示しています。

また、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の場合、施設から介護サービスは提供されませんので、外部の居宅サービスを利用するのが原則です。施設ごとのページでは、訪問系介護サービス事業所が施設に併設されているかどうかについても掲載されています。

写真については、ランキング上位サイトと比べると、掲載点数がやや少ない印象。

施設の写真は外観を写したものだけの場合も多く、中には写真がない施設もあります。

ただ、外観だけでもチェックできれば、周辺・庭の環境や出入口・玄関の様子をうかがえるので、見学前に最低限のイメージは行えます。

民間施設向けの検索サイトですが、現状では施設の情報・紹介は東京、神奈川、埼玉がメイン。この3都県に比べ、他県に立地する老人ホームを探す場合は選択肢が限られるため、ランキング上位のサイトを利用するのが無難と言えます。

ただし、首都圏で老人ホームを探している人は他サイトと合わせて確認する価値はありそうです。

第5位 探しっくす
掲載施設数 相場情報 入居お祝い金
3,764件 なし なし

ランキング第5位に位置するのは「探しっくす」。

掲載施設数は全国合計で3,764件(1月28日時点)と、「みんなの介護」や「オアシスナビ」などに比べ、掲載施設数は少なめです。

施設種別の掲載数では、「介護付き有料老人ホーム」が1,968件、「住宅型有料老人ホーム」が595件、「高齢者専用賃貸住宅」が15件、「高齢者住宅」が21件、「グループホーム」が363件、「サービス付き高齢者向け住宅」が797件、「シニア向け分譲マンション」が3件などとなっています(1月28日時点)。

施設ごとの情報をみると、費用については施設側が提示している複数の料金プランをそれぞれ掲載。

費用の内訳も細かく記載されているので、家賃などの項目にどのくらいの費用がかかるのかを一目で把握できます。

写真については、施設の外観やエントランスやフロント、ダイニングスペース、共用浴室、居室のイメージ画像などが掲載されており、施設内部の様子を具体的にイメージしやすいです。

特に、入居者が集まって食事をするダイニングスペースの写真を通して、日々どのような場で食事をすることになるのかがわかります。

ただ、ランキング上位サイトに比べると、写真点数はやや少なめという印象です。

民間施設に特化しているので、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などを入居対象外としている場合には余計な情報がなく、施設探しに集中できるサイトと言えます。

検索の絞りこみ条件がやや少なめではあるものの、それだけに使い方がシンプルで、高齢者の方でも施設を探しやすくなっています。

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