オアシス介護はこんなサイト
「オアシス介護」は株式会社プロトメディカルケアによって運営されている介護施設・事業所の検索サイト。主なコンテンツは、「老人ホーム検索」と「介護の知恵袋」です。
老人ホーム検索
「エリア」「入居時費用」「月額費用」「入居条件(自立~要介護、認知症など)」「フリーワード」に希望の条件を記入し、全国各地の老人ホームを検索可能。また、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など、老人ホームの種類別からの検索にも対応しています。
介護の知恵袋
オアシス介護が運営している別サイトで、在宅居宅介護や老人ホームでの生活に関する情報を提供しています。介護に関する多様な情報を扱っているので、初めて介護をする人や、これから老人ホームを探そうとする人にとってためになる情報が多いです。
オアシス介護の評判・口コミ
私がケアマネジャーとして働いているときに利用者さんから聞いた、「オアシス介護」の評判・口コミをいくつかご紹介します。
・40代男性(ガンで手術を受けた父が安心して暮らせる老人ホームを探す)
父がガンで入院して手術を受け、退院後もケアを受けられる老人ホームがないか「オアシス介護」に相談。
すでに転移も見られ、予断を許さない状況であるため、自宅よりも安全に生活できる場所が見つかればと思っていたところ、希望条件に合う介護付き有料老人ホームに出会いました。
同じ介護付き有料老人ホームでもいろいろな種類があって戸惑いましたが、何とか入居先が見つかって良かったです。
・40代女性(母が愛犬といっしょに暮らせる老人ホームを探す)
一人暮らしをしている母が要介護1の認定を受けました。24時間介護を要する状態ではないものの、独居という現状と将来のことを考えて、「オアシス介護」で老人ホーム探しを始めました。
施設を探す上で重視したのが、ペット可の施設であること。母は、現在飼っている愛犬を連れていくことを強く希望していて、その点は譲れませんでした。
結果としてペットを連れて入居できる施設を無事に見つけることができ、満足しています。
ただ、施設掲載数がもっと多ければ、より多くの施設を比較検討できたのかなとも感じました。
・40代男性(認知症になった父が入居できる老人ホームを探す)
実家で独居生活を送っている父は90を過ぎても健康そのものでしたが、物忘れが激しくなったので病院で診てもらったところ、認知症を発症していることが判明。
今後のことを考えると一人暮らしは危険であると考え、「オアシス介護」で老人ホームを探し始めました。
「認知症入居可」という条件で探せたので、施設の検索自体はスムーズにできたと思います。
ただ、あくまでネット上での検索機能のみがあるサイトで、電話での相談や対面相談などには対応していないようでした。
・40代男性(遠距離介護をしていた母が入居できる老人ホームを探す)
地元・福岡で生活する母が転倒により大腿骨を骨折。その後運動する機会が減ったようで体が衰え、ついには要介護認定を受けるまでになりました。
私は東京に住んでいるので、当初は遠距離介護をしていましたが、交通費がかさむので断念。福岡で介護を任せられる老人ホームを探すことにしたわけです。
「オアシス介護」で施設を探したところ信頼できそうな介護付き有料老人ホームがあり、私の方で施設側に連絡し、母といっしょに見学した上で入居を決めました。
・60代女性(同居中の義母が入居できる老人ホームを探す)
今住んでいる家に嫁いで以来、20年以上にわたってお世話になっていた義母ですが、脳卒中で倒れて寝たきりに近い状態となり、その後認知症も発症。
夫婦共働きの中で介護を続けてきたものの、家族の介護疲れが限界に達し、話し合いの結果、老人ホームの利用を決めました。
「オアシス介護」では細かい条件で検索できるので、使い勝手は良いと思います。
しかし、初めて老人ホーム探しをするので、電話で相談できればなと感じました。
オアシス介護を利用するメリット・デメリット
続けて、「オアシス介護」を利用することのメリット・デメリットについて考えてみます。実際に利用した方から聞いた評判・口コミと、ケアマネジャーの視点でサイトを比較検討した評価です。
メリットは不明点をサイト内ですぐに調べられること
まず、「オアシス介護」のメリットとして、「介護の知恵袋」で老人ホームや介護の不明点を調べられるという点を挙げることができます。
老人ホームの選び方から介護の方法まで高齢者福祉に関するあらゆる情報が掲載されていて、介護のことを勉強したい方は学べることが多いでしょう。
記事は毎日アップされているわけではなく、数日に1記事という割合のようです。
デメリットは電話対応がないこと
一方、「オアシス介護」のデメリットとしては、利用者からの口コミでも意見が多かったのですが、電話での相談ができないという点を指摘できるでしょう。
電話での相談はもちろん、訪問・対面での相談も受け付けている老人ホーム紹介センターがあるので、それを考えると「オアシス介護」には物足りなさを感じます。ウェブ上での老人ホーム検索機能のクオリティが高いだけに、この点は惜しいです。
オアシス介護の運営元は株式会社プロトメディカルケア
「オアシス介護」は株式会社プロトメディカルケアが運営しています。
同社のホームページによると、本社の所在地は東京都千代田区神田神保町で、主な事業内容は医療や介護、福祉業界の人材派遣サービスや、これらの分野における商品、サービスの提供です。
本社のある東京をはじめ、札幌、名古屋、大阪、広島、福岡などにも事業所を展開。介護・医療の分野で成長を続けている企業です。
事業内容について具体的に見ていくと、例えば同社が手掛けている「ケアカタログ」という事業では、介護・医療分野の用品を扱う物販サービスを行っています。
販売対象となるのは、全国にある老人ホームやデイサービス、ショートステイ、障害福祉施設、児童福祉施設などです。提供できる商品点数は合計で約1万アイテムに上り、今後もさらに拡大するとしています。