みんなの介護はこんなサイト
「みんなの介護」は老人ホーム検索機能だけでなく、介護に関するさまざまな情報が豊富に掲載されているサイトです。
閲覧者が「介護」についての知見を深められるように、サイト内には多様なコンテンツが用意されれています。2023年2月末現在、介護に関係するニュースやコラムを扱っている企画は以下の通りです。
- ニッポンの介護学:介護に関連する事件・事故・社会問題や介護保険制度の改定内容など、介護分野の最新動向を幅広く取り上げて、わかりやすく解説しています。
- 介護の教科書:介護・福祉分野の専門家が講師となり、介護の方法や介護保険制度・サービスの内容などを丁寧に解説。いろいろなバックボーンを持つ方が講師となっているので、多様な切り口から介護のことを学習できます。
- 賢人論:著名な知識人が対談形式で介護や福祉について語っているコーナーです。連載回数はすでに130回を超え、これまでホリエモンこと堀江貴文氏や養老孟司氏など、ビッグネームが名を連ねています。
- コータリさんからの手紙:恨ミシュランでおなじみ、要介護5の認定を受けているコータリンこと神足裕司さんが、家族と介護職員への思いを語る内容。介助を受ける側の視点から、介護と福祉を学ぶことができます。
- やまもといちろうゼミ:テレビのコメンテーターとしても活躍しているやまもといちろう氏が、社会保障制度の内容と現状を詳しく解説しています。
- ビジョナリーの声を聴け:超高齢化社会に備えて先進的な取り組みをしている自治体や企業のリーダーへのインタビュー記事です。より大枠で全国の介護にまつわる施策がどのように進んでいるのかを理解できます。
- くらたまのいま会いたい手帳:倉田真由美さんが有名人・知識人と対談を行う内容。毒蝮三太夫さんや森永卓郎さんなど誰もが知っている方が登場するので、読んでいるとグッと内容に引き込まれます。
- 木曜和田劇場:NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演した、介護業界のカリスマである和田行男さんが、理想的な介護のあり方を語っている動画コンテンツです。
みんなの介護の評判・口コミ
ここで、私が介護現場で耳にした「みんなの介護」の評判・口コミをいくつかご紹介します。
・60代の女性(同居中の父が認知症を発症し、入居できる老人ホームについて相談)
父が認知症を発症し、当初は在宅介護を行っていたものの、症状が進行して介護負担に耐え切れなくなり、入居できる老人ホームについて「みんなの介護」に相談しました。
相談員の方が親身になって話を聞いてくれたので、対応には満足です。
老人ホームと聞くと、高齢者を閉じ込めておく場所というイメージがあったのですが、相談員の方の話を聞いてみると、実はそんなことはなく、もっと充実した生活を送れる場所なんだと思えるきっかけにもなりました。
その後、父は認知症受け入れ可の施設に無事入居し、現在も生活しています。
・40代の男性(実家で暮らす母が入居できる老人ホームについて相談)
実家で一人暮らしをしている母に対して親孝行をしようと思い、すぐに入居できる高級志向の有料老人ホームを「みんなの介護」で探すことを決意。
老人ホーム紹介センターの中では物件数が最も多いという触れ込みの通り、多数の施設を親身になって提案してくれました。相談の結果、母も納得の施設を見つけることができ、感謝しています。
対応してくれた相談員の方の受け答えは丁寧で、好印象を持てました。サイト内には介護のことを学べるコンテンツが多く、特に「賢人論」は欠かさずチェックしています。
・60代の男性(同居する母が病院に入院し、退院後に入居できる介護施設について相談)
母が手術を必要とする病気になって入院。退院後はすぐに自宅に戻らず、介護老人保健施設に入居することに決め、施設探しを「みんなの介護」に相談しました。
入院費用が思ったよりもかかったので経済的余裕はなかったのですが、そのことを正直に話すと、相談員の方は費用面で入居しやすい施設を、こちらの状況を理解した上で複数提案してくれました。
その後、母は自宅への復帰を果たしましたが、もし今後老人ホームに入居するという場合は、もう一度こちらのサイトに相談しようと考えています。
・40代女性(父が元気なうちに入居できる老人ホームについて相談)
3年前に母が亡くなり、その後は父が実家で一人暮らしをしていました。
それまで母がしていた家事を父が一人で行わねばならなくなり、何かと苦労している様子を見て老人ホームを勧めようと決意し、「みんなの介護」に相談しました。
相談員の方の受け答えには問題なく、合格点。実家の近くにある老人ホームについて、父の趣味や性格などを踏まえた上で、もう少し絞り込みをしてもらえるとよりよかったかなと思います。
今では無事に老人ホームに入居し、父も生活には満足しています。
・60代男性(遠距離介護をしている母が入居できる老人ホームについて相談)
札幌で一人暮らしをしている母が転倒による怪我が原因で要介護状態となり、しばらくの間は遠距離介護をしていました。
しかし、母の体の衰えが顕著になり、定期的に世話をするだけでは対応しきれなくなり、母と相談の上で老人ホームへの入居を決定。
数ある老人ホーム検索サイトの中から、以前より「ニッポンの介護学(ケアマネの間でも大変有名)」というコンテンツを読んでいて名前を知っていた「みんなの介護」に相談にしました。
私は現在東京に住んでおり、札幌の老人ホーム事情などはほとんどわかりません。
しかし、相談員の方が母の心身状態を踏まえた上で、札幌にある施設について詳しく教えてくれました。
みんなの介護を利用するメリット・デメリット
では、「みんなの介護」を利用することにはどのようなメリット・デメリットがあるでしょうか。利用者からの評判や口コミ、さらにケアマネジャーの視点からサイトを見た感想を元に、以下に挙げてみました。
掲載施設数が一番多いこと
「みんなの介護」に掲載されている老人ホームの数は合計で5万1,861件(2023年2月20日時点)にも上ります。これは日本にある老人ホーム紹介センターの中では最多の掲載数です。
掲載数が多ければ、それだけ比較検討できる施設の数が増えるので、本人・家族の希望や身体状況に最適な施設に選びやすくなるでしょう。
外観・内観の写真が充実していること
入居者の定員や利用料金、設備・人員の配置体制、サービス内容など紹介などに加えて、360°を見渡せるパノラマ写真を含めた外観・内観写真が豊富に掲載されています。
老人ホームを探している人は、文字だけでなく、写真を実際に見ることで、どのような施設なのかをイメージしやすくなるでしょう。
とても細かく施設の内外を撮影しているので、公式サイトよりもその施設のことが詳しくわかるくらいです(当時勤めていた施設にもカメラマンが来ていましたが、かなり本格的な機材で撮影していました)。
入居お祝い金がもらえること
「みんなの介護」では、サイトを通して資料請求、施設見学を行って入居を決めると、お祝い金として最大で10万円がキャッシュバックされます。
実際に老人ホームに入居される方からは、「入居一時金」はもちろん、おむつなどの介護用品の準備には、想像以上にお金がかかるという声をよく耳にしていました。
お祝い金がもらえるというのは、利用者にとっては助かる特典のはずです(後ほど、口コミの紹介も含めて詳しく説明します)。
みんなの介護のお祝い金はどんな仕組み?
先ほど紹介したように、「みんなの介護」のお祝い金とは、サイト利用を通して老人ホームに入居した人、またはその家族に対して、最大10万円をキャッシュバックするというものです。
申請を行うには、最初に「みんなの介護」の老人ホーム検索システムを利用して施設を探し、気に入った老人ホームについて「資料請求・見学リストに追加」の箇所をクリックします。
お気に入りの施設をいくつかリストに追加したら、今度はサイトの右上にある「資料請求・見学リスト」の箇所をクリックし、そこから一括で問い合わせをしましょう。リストに追加されている施設は、一度に資料請求・見学の申し込みができます。
申し込み後は、実際に現地に行き、老人ホームの見学を行いましょう(人気の施設は、みなさん方が思っているよりも早く空室が埋まってしまうもの。
もし気になる施設に空きがある場合は、早めの施設見学がおすすめです)。見学のときに、施設スタッフに対して「みんなの介護を見た」と伝えると、よりスムーズに進みます。
見学の結果、入居したい施設が定まり、実際に契約を行って入居が正式に決定したら、「みんなの介護」から入居お祝い金を申請しましょう。
なお、契約内容に応じてお祝い金の額は変わります。また、キャッシュバックに対応していない施設もあるので、事前に確認しておきましょう。
お祝い金を申請した人の口コミ
では、「みんなの介護」から貰えるお祝い金は、実際に用途に使われているのでしょうか。ケアマネジャーとして働いている際、実際にお祝い金を貰った人から話を聞く機会がありましたので、以下でご紹介しましょう。
・入居一時金に充てた(40代女性 母が介護付き老人ホームに入居)
「みんなの介護」から貰ったお祝い金は、老人ホームに入居するときの入居一時金に充てました。
本当は特別養護老人ホームに入居したかったのですが、待機者が多すぎて断念。介護付き有料老人ホームへの入居を決めたものの、入居一時金の支払いが必要となりました。
もともと入居一時金が安い施設を相談員の方に見つけてもらっていたので、トータルでかなりの費用を抑えることができました。
・家族みんなで食事に出かけた(40代男性 母がサービス付き高齢者向け住宅に入居)
「みんなの介護」でお祝い金が貰えることは知っていましたが、何に使えばよいのか迷っていました。
そんなとき、老人ホームに入居したての母が「みんなで食事に行こう」と提案。飲食代として考えると、お祝い金の額はかなり豪華な食事ができるほどの金額です。
そこで私の兄弟とその家族が集まり、実家近くにある中華料理屋に行って老人ホーム入居のお祝い会を開催。母も含め、参加者みんな大満足でした。
・入居の際に必要となる消耗品の購入費に充てた(60代女性 同居する義母が住宅型有料老人ホームに入居)
老人ホームに入居する際、衣服や下着類、タオル、衣類ケース、洗面用具、入浴用品など、用意すべきものがたくさんありました。
自宅で使っていたもので入居後も使えるものは持っていきましたが、新しく買う必要があるものも少なくありませんでした。
「みんなの介護」から頂いたお祝い金は、それらこまごまとした身の回り品や、日用品を購入するための代金に充てました。
お祝い金は入居時にすべてを使い切らなかったため、残りのお金は入居後に必要になる各種消耗品の購入費などに使う予定です。
また、みんなの介護の入居お祝い金については、以下のページで詳しく解説しています。
お祝い金をもらいたい方は申請するうえでの注意点をチェックしておきましょう。
まずは「みんなの介護入居相談センター」に問い合わせ
「みんなの介護」では老人ホームを探す際の相談を「みんなの介護入居相談センター」にて電話で受け付けています。
対応するのは高齢者介護と老人ホームに関する専門的な知見を持ったプロの相談員であり、老人ホーム選びのさまざまな相談に対応してくれるでしょう。相談料は無料、フリーダイヤルなので電話代もかかりません。
実際にいざ電話するという場合、「こんなことをわざわざ電話で相談する必要があるかな」とためらう方もいるかもしれません。
しかし、「みんなの介護」にかかってくる相談の電話件数は年間10万件以上に上るといいます。気軽に相談してもまったく問題はないでしょう(自分一人で悩むよりも、プロの目線でアドバイスをもらったほうが、絶対に納得感のある施設選びができることは間違いないはずです)。
みんなの介護入居相談センターは、老人ホームを探す上での相談に対応するのはもちろん、資料の請求から見学の日程調整までトータルでサポートしてくれます。
「みんなの介護」は老人ホームを検索できるだけでなく、こうしたサポートを含めたサービスを無料で提供しているサイトでもあるわけです。
老人ホームについて聞きたいことがあるなら、ぜひ一度問い合わせをしてみてください。
みんなの介護入居相談センターの電話番号は「0120-370-915」
「みんなの介護入居相談センター」の電話番号「0120-370-915」は、午前9時~午後7時までの受付となっています。先にも書いた通り、相談料は無料です。
なお、ネット検索をしていると「みんなの介護の電話がしつこい」という口コミも見られます。
こちらの実態について調査した記事もありますので、気になる方は併せてご確認ください。
みんなの介護の運営元は「株式会社クーリエ」
「みんなの介護」の運営元は株式会社クーリエという会社です。会社の所在地は「東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー17F」。
現在、介護情報コミュニティサイトの「みんなの介護」の企画・運営のほかに、介護分野の求人事業と、介護福祉士国家試験対策アプリの「ケアスタディ」の運営も行っています。
介護分野の求人事業については、「みんなの介護求人」というサイトを立ち上げ、介護施設・事業所における「介護職・ヘルパー」「ケアマネジャー」「看護師」「サービス提供責任者」「生活相談員」「理学療法士」に対する求人情報を発信。介護業界に特化した転職支援サービスを展開しています。
介護福祉士国家試験対策アプリである「ケアスタディ」は、過去試験の出題者が監修を行っているサービスです。
過去6年分の問題を無料で解くことができるので、介護福祉士試験の合格を目指して学習している人は、ぜひ活用することをおすすめします。スマホを使って簡単に勉強できるので、スケジュールのスキマ時間を活かすこともできるでしょう。
また、問題を解いていく中で苦手科目もわかってくるため、点数アップに向けた効率的な学習を進めることもできます。
私が介福の資格を取得したときは「ケアトレ」というアプリを利用していたのですが、すでになくなっていました。使い勝手を比べてみようと思い、試しにダウンロードしてみたのですが、ケアトレよりも数段良く、特に「苦手な問題を解く」機能は効率良く学習できてお勧めです。
みんなの介護の退会について
「みんなの介護」は会員登録をすることなく老人ホーム検索サービスを利用できます。そのため、利用を停止するにあたっては、退会の申請なども必要ありません。
ただし、老人ホームの問い合わせをするときに記入した電話番号やメールアドレスについては、「みんなの介護」が老人ホーム探しの状況を確認するために使用されます。
メールや電話によるメッセージの配信・連絡を停止したい場合は、「みんなの介護」のサイト上にある「よくあるご質問」をクリックし、その中にある「みんなの介護からのメールや電話の停止はどうすれば良いですか?」の項目をチェックしてください。
文中にある「みんなの介護からのお知らせを停止する」の箇所をクリックすると、配信停止の申請を行えるページに飛びますので、そちらで手続きが可能です。